[es]のバージョンアップ配布から2週間。随分時間が経ったけど、しばらく使ってみた結果、ようやく個人的雑感を……。
新製品に対しては、好奇心よりもまず"疑念"を抱かずにはいられない私(でもそれ以外のことは行動が常に先立つ)にとって、バージョンアップ版の導入は、正直ちょっと億劫だった。機能が向上するのはいいけれど、せっかくそれまでの状態に慣れてきたというのに、また新たに覚えないといけない操作とか、変更事項とかがちょっと面倒なのだ。きっと、今は昔、『Adobe Illustrator』がバージョンアップして、ショートカットキーが大幅に変更になり、発狂した当時のトラウマだ。それか、毎年バージョンアップという名前のもとに微妙に料金を徴収しようとする、年賀状ソフトのせいかもしれない。
でもその点、[es]のバージョンアップは基本機能は無料だ。というか、もしそれで料金が新たに徴収されていたなら「んなら、最初から完璧な製品にしといてから発売してよ!」と訴えていたかもしれない。
さてさて、そんな薀蓄を垂れながらも、重い腰をやっと上げ、[es]をバージョンアップ。ん? でも劇的に変化した様子はない。噂の"ホームメニュー"ってどこにあるんだ?? 相変わらずマニュアル嫌いな私は、すぐには新バージョンの変更点を理解できなかった。
……と、なにかの拍子でふと真ん中のエンターキーを押したとき、ついに"ホームメニュー"と遭遇した。
「おぉ~っ、これが噂の"ホームメニュー"か~!」
周りの[es]仲間の評判どおり、よりケータイライクな仕様に変わった感じ。アプリケーションによっては、アクセスする手順が短くなる。でも、"エンターテイメント""ビジネスアプリ"など、分類されたアプリケーションは、正直最初はどれになにが入っているのか見当がつかなかった。特に"ファイルBOX"と"ツールBOX"については。
でもまぁ、それらも一度覚えてしまえばいいことなので、イラついているのも数日だけのこと。あっという間に慣れてしまった。カスタマイズもできるので、究極は自分の好きなように、テンキーにアプリケーションを割り当ててしまえばよい。もちろん、TODAY画面同様、背景も好きな画像を設定できる。
そのほか、目に付いたところでは、W-ZERO3メールがわずかに機能アップ。不要なメールを削除するときに、保護されたメールであっても実行するかどうかが訊ねられたりする。
そんなわけで、結論としては個人的にはやっぱり満足。
なんかこういうのって、病院に行くのとかと一緒で結果的には「やってよかった」ってなるんだけど、そこに至るまでがなかなか億劫で行動できない。あとは仕事にしてもそうだけど、たった1本のメールとか、電話が結構面倒でなかなか手につかなかったりするのはなぜだろう? 実はそのやきもきしている時間のほうがよっぽど長いのに。こういうのって子どものころから、基本姿勢が変わらない。
人間は、機械と違ってバージョンアップするのが難しい……。
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